《実施(開催)日》
2006/12/03
《目的》
現在、人権問題は、子供や女性、高齢者、障害者、ハンセン病元患者に対するものなど様々な分野に及び、学校や家庭、地域社会など多層な局面で露呈している。こうした実態から、18年度の人権週間講演会は、これらの問題を多くの人々に身近なものとしてとらえてもらうことを目的とする。幅広い層の県民に感心を持ってもらえるよう、誰の身近にも存在する歌をとおして、人権問題を考える機会とする。
《講演者肩書・氏名》
インディーズミュージシャン すけっちぶっく 矢田 瑞恵、冨永 隆治
《講演テーマ》
メッセージコンサート
《主催等》
福岡県、福岡県教育委員会、(財)福岡県人権啓発情報センター
《広報URL》
http://www1.sphere.ne.jp/f-jinken
《講演時間》
150分
《対象者》
県民一般
《入場者数》
140人
《会場名》
クローバープラザ クローバーホール
《講演者略歴》
隆治は生まれつき、脊椎(せきつい)が背中から隆起し、神経まひなどを引き起こす2分脊椎症。いじめを受けるなどつらい少年時代を送ったが、中学卒業後に入った音楽専門学校で環境は一変した。「病気を知っても、みんな全く変わらず、背中バシーンって(笑)」と隆治。
小一から続けているピアノで同級生たちの伴奏をしたが、中でも瑞恵の低い声と「頑張り屋な姿勢に引かれた」。隆治のつくるメロディーにほれ込み、「歌にしようよ」と言い出したのは瑞恵。隆治は「いつでも『自分なんか』ってあきらめてた僕の背中を押してもらったんです」。卒業後、コンビを組んだ。
「この先どんな道でも/ふたり一緒ならば/ずっと歩いてゆけるから」(「ずっと…」)。昔は、難しい歌詞を書いてきたという瑞恵。今は易しい言葉で、2人が出会えたことの喜びを歌う。「隆治の素直さに出会って、肩ひじ張る必要がないって分かったんです」
2分脊椎症の会で演奏し、「勇気が出た」という感想をもらった。「つらい過去があるから、出せる音もあるんだと思う。こんな自分でも、音楽で人を元気づけられたら」(隆治)
人権に関するデータベース
全国の地方公共団体をはじめ、国、国連関係機関等における人権関係の情報を調べることができます。
啓発事業の実績
人権に関する啓発事業の実績
講演会
人権週間講演会
情報の種類 | 講演会 |
---|---|
タイトル | 人権週間講演会 |
時期 | 2006/12/03 |
主体名 | 福岡県 |