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「人権を学ぼう」コーナー

これから「人権」を学びたい人のために日本の主な人権課題をご紹介します。

感染症等

感染症に対する知識や理解の不足から、社会生活の様々な場面で、差別やプライバシー侵害などの人権問題が発生しています。感染症についての正しい知識を持ち、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)は、性的接触に留意すれば、日常生活で感染する可能性はほとんどありません。治療法の進歩により、仮にHIVに感染したとしても、早期発見及び早期治療を適切に行うことで、エイズの発症を予防し、他人への感染リスクも大きく低下させることができます。
また、肝炎は、その多くがB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスに起因するもので、主に血液や体液を介して感染します。感染を予防するためには、血液や体液が付いた器具を共用しないこと、血液や体液が傷や粘膜に直接触れるのを防ぐことが重要であり、そのほかに普段の生活の中で感染することはありません。
しかし、これらの正確な情報が十分に理解されていない結果として、偏見や差別に苦しんでいる感染者や患者、その家族等も少なくありません。

〔おすすめ貸出しDVD〕

「私たち一人ひとりができること ~当事者意識をもって考えるコロナ差別~」

〔おすすめ貸出し図書〕

「人類と病 国際政治から見る感染症と健康格差」詫摩 佳代
「感染症と人権 コロナ・ハンセン病問題から考える法の役割」内田 博文

〔関連資料〕

平成26年度人権啓発指導者養成研修会 採録コラム 名古屋会場 講義6 平成26年10月3日(金) [「当事者の視点から見る ~HIV・エイズの現状と人権をめぐる諸問題から~」]

平成25年度人権啓発指導者養成研修会 採録コラム 福岡会場 講義4 平成25年11月20日(水) [「HIV陽性者と人権 ~HIVと共に生きること~」]