人権ライブラリー

《事業の概要》
人類の誕生まで遡って、男性と女性の発生の歴史を説明。その後、マーガレット・ミードの著書「サモアの思春期」、「三つの未開社会における気質」、「男性と女性」を紹介し、ミードが発見した概念である、ジェンダー（男らしさ、女らしさは、それぞれの社会で男女が生きていくための文化的カテゴリーとしての性）について解説した。また、性同一性障害を取り上げ、この概念は、女性と男性という２つの性しか認めず、性的身体が理想的身体像と一致していなければ矯正されるべき「間違った身体」とみなされる文化圏でのみ成立し、第３のジェンダー（男でもなく、女でもない、あるいは、男でもあり、女でもあるカテゴリー）が存在する文化圏では成立しない概念であることを説明した。地球規模でみると第三のジェンダーを認める文化圏の方が広いとのことであった。
《目的》
ジェンダーに関する啓発
《対象》
女性・男性
《主催・共催》
目黒区
《登壇者等》
奥野　克巳
《プロフィール》
桜美林大學教授