10月のパネル展示
【アイヌの人々と人権】アイヌ文化の歴史と現在
10月1日(金)~10月29日(金)まで
人権ライブラリー 展示スペース 午前9時~午後5時 入場無料・土日祝休館
日本における先住民族であるアイヌの人々は、現在の北海道を中心に、東北地方、サハリン、千島列島などで、独自の文化・伝統を持って暮らしてきましたが、近世以降のいわゆる同化政策等により、独自の民族文化、伝統的な生活習慣等を禁止され、民族固有の尊厳は認められず、日常的にも苦しい生活を強いられました。
令和元年には、アイヌの人々が先住民族であることを明記し、アイヌ政策を総合的かつ継続的に推進することを定めた「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」が施行され、昨(令和2)年にはアイヌ文化を復興・発展させる拠点として「民族共生象徴空間」(愛称:ウポポイ)が開館しました。又、近年ではアイヌ文化を描いた人気漫画や小説が発行され、アイヌ文化が広く注目されるようになりました。
しかし、アイヌの人々に対する誤った理解による偏見・差別は依然として残っています。
今回の企画展示では、公益財団法人アイヌ民族文化財団のパネルを中心に、民族衣装などを展示します。
この機会に、アイヌ文化に触れ、アイヌの人々の人権について考えてみませんか?
会場では、イタ(お盆)やトンコリ(楽器)など様々な工芸品を展示。
民族衣装の試着体験もできます。