- 著者
- 青木 理
- 出版社
- 岩波書店
- ページ数
- 207
- 制作年
- 2011
資料内容
2002年9月17日の日朝首脳会談。この日を出発点として、「近くて遠い」二つの国の歩み寄りが始まる-はずだった。しかしあれから八年、両国の関係改善は停滞。日本国内では、拉致問題をめぐってメディアも政治も硬直したままでいる。異様な「北風」が吹き荒れ、それは「反北朝鮮ナショナリズム」とでもいうべき歪んだ数々の事象を引き起こした。本書はその一断面を描いたルポルタージュである。
2002年9月17日の日朝首脳会談。この日を出発点として、「近くて遠い」二つの国の歩み寄りが始まる-はずだった。しかしあれから八年、両国の関係改善は停滞。日本国内では、拉致問題をめぐってメディアも政治も硬直したままでいる。異様な「北風」が吹き荒れ、それは「反北朝鮮ナショナリズム」とでもいうべき歪んだ数々の事象を引き起こした。本書はその一断面を描いたルポルタージュである。